ジェルチップのやり方|フルカバーのソフトジェルチップの付け方と長持ちのコツ
ジェルチップなら、スカルプのように形を作らなくても長さ出しが楽しめます。サイズの選び方と付け方、持ちの目安、自爪を傷めないオフの方法をご紹介します。

ジェルチップ(ソフトジェルチップ)は、ソークオフタイプのジェルでできた、あらかじめ形の整ったフルカバータイプのネイルチップです。ジェルで爪に接着してUV/LEDライトで硬化するので、スカルプチュアで形を作らなくても、1ステップで長さ出しができます。
仕上がりの持ちを左右するのは、おもにフィット感と下準備です。この記事ではその2つを解説したうえで、ネイルフォームやアクリルとの比較、持ちの目安、オフの方法もご紹介します。
チップはソフトジェルで成形されています。ソフトジェルはカラージェルと同じソークオフタイプの仲間なので、表面を削ればアセトンでやわらかくなります。ソフトジェルがビルダージェルやハードジェルとどう違うかは、ハードジェルとソフトジェルの違いをご覧ください。フルセットはソフトジェルネイルと呼ばれることも多いですが、サロンによっては、ソークオフタイプのジェルネイル全般をこう呼ぶこともあります。
チップは番号つきのサイズ別に箱に入っていて、アーモンド、オーバル、スクエア、バレリーナ(コフィン)などの形があり、長さもショートからエクストラロングまでそろっています。どのチップにもあらかじめカーブがついていて、根元側が薄く作られているので、ぴったり合ったチップなら、自爪がそのまま長くなったような仕上がりになります。
従来のプラスチックのチップは爪先だけに接着するため、境目をなじませてから、アクリルやビルダージェルでチップオーバーレイをします。つけ爪タイプのネイルチップは爪全体をおおいますが、ネイル用接着剤や両面テープで固定するもので、持ちは短めです。ジェルチップはジェルで接着して硬化し、ジェルネイルと同じようにオフします。

チップのほかに、チップのメーカーが推奨する接着用ジェル、UV/LEDライト、180Gのファイル、目の細かいバッファー、毛羽立たないワイプを用意します。まずはメーカーの説明書を読み、下の方法と違う点があれば説明書に従ってください。
甘皮を押し上げてネイルプレートについた角質を取り除き、自爪を短く整えます。フリーエッジが長いとチップがぴったり密着せず、クリアのチップでは白い帯のように透けて見えます。180G以上の目の細かいバッファーで表面のツヤを落とし、ダストを払いましょう。痛みや変色、ぐらつきのある爪には決してチップをつけず、まず医師に相談してください。
プレップブースターで1本ずつ汚れと水分・油分を取り除きます。油分の多い爪や、ジェルが浮きやすい爪には、ノンアシッドプライマーを重ねてジェルの密着を助けましょう。使っているシステムで爪にベースや接着用の層を塗る場合は、ここで塗り、説明書の指示どおりに硬化するか未硬化のままにします。ここから先は、爪に指でふれないようにしましょう。
余分な長さをカットしたら、180Gのファイルでフリーエッジの形を整えます。サイドはまっすぐに保ちましょう。チップはもともと薄いので、表面はツヤを落とす程度に軽くサンディングし、1本ずつダストを払って拭き取ります。
カラージェルを薄く塗り、エッジまで塗って1層ごとに硬化します。不透明なカラーならクリアのチップの下の自爪が隠れ、シアーなカラーなら透けて見えます。長いチップを補強しながらミルキーな仕上がりにしたいなら、代わりにビルダージェル B003 Milky Whiteのようなビルダージェルを薄く塗りましょう。ただし、オフの際は削る必要があります。最後に、ノンワイプで高いツヤが出るダイヤモンドトップコートを、同じようにエッジまで塗って硬化します。

ネイルフォームでは、1本ずつビルダージェルで長さ出しを形作るので、長さやカーブ、アペックスを自分でコントロールできます。とても平らな爪やカーブの強い爪など、チップが合わない爪に向いていますが、練習が必要です。やり方はネイルフォームを使ったジェルスカルプのやり方で解説しています。
セルフネイルなら、たいていはジェルチップがおすすめです。接着用ジェルはにおいが少なく、硬化するまで調整できます。一方、アクリルはしっかりした換気が必要で、ミクスチュアが固まる前にすばやく作業しなければなりません。ただしアクリルのほうが硬いので、とても長い形や、手をよくぶつける方にはアクリルが向いている場合もあります。くわしい比較はジェルネイルとアクリルスカルプの違いをご覧ください。
ていねいにつけたジェルチップは、通常3〜4週間もちます。そのころには爪が伸びてチップの重心が前に移るため、引っかかったり、浮いたり、折れたりしやすくなります。
ビルダージェルで接着、またはオーバーレイしている場合はできます。カラーを削り落とし、伸びた部分をビルダージェルで埋めてアペックスを作り直します。手順はビルダージェルの使い方ガイドで紹介しています。ソークオフタイプのジェルで接着した場合は、通常、オフしてつけ替えます。
ソークオフタイプの接着用ジェルなら、トップとカラーを削り落とし、アセトンが入り込むようにチップを薄く削ります。指先をアセトンを含ませたコットンとアルミホイルで包み、チップがやわらかくなってふちが浮いてくるまで待ちます。ウッドスティックで根元側からそっと押し出し、取れにくいものは包み直しましょう。無理にはがすと自爪の層まではがれてしまいます。アセトンは皮膚を乾燥させるので、オフのあとはキューティクルオイルを塗りましょう。
ビルダージェルで接着、またはオーバーレイしている場合は、アセトンではなく段階的に削ってオフし、爪の上にジェルが薄く残っている段階でやめます。より速くオフしたい場合は、ネイルマシンでビルダージェルをオフする方法をご覧ください。
浮きの多くは、チップのふちが爪に接する根元やサイドから始まります。早い段階の浮きは施術が原因です。ぴったり合ったサイズ、ていねいな下準備、すき間なく塗った接着用ジェル、根元のシールで、そのほとんどは防げます。
あとから浮く場合は、日常の使い方が原因であることが多くなります。はじめてのジェルチップはショートからミディアムの長さにし、掃除の際は手袋をつけ、缶を開けたりラベルをはがしたりするのに爪を使わないようにしましょう。チップが浮いたらオフしてつけ替えます。接着剤でつけ直すと下に水が閉じ込められ、感染症につながることがあります。
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いちばんよいジェルチップは、自分の爪に合うものです。サイズ展開が多く、カーブが自爪に近く、根元側が薄いものを選びましょう。はじめてなら、ショートかミディアムの長さで、ふだんしている形を選ぶのがおすすめです。
チップのメーカーが認めていればつけられます。ビルダージェルはしっかり接着し、長いチップにも向いていますが、その場合はアセトンではなく削ってオフする必要があります。薄く塗ってゆっくり押しつけ、空気を閉じ込めずに広がるようにしましょう。
つけられます。チップが長さを補ってくれるので、短い爪だからこそジェルチップを選ぶ方も多くいます。ただし、接着用ジェルが密着するには、ある程度のネイルプレートが必要です。噛み爪の場合は短めのチップから始め、爪が回復するにつれて長くしていきましょう。
ていねいにつけてオフすれば、傷めることはありません。ダメージの原因は、削りすぎ、チップを無理にはがすこと、浮いたチップをそのままにしておくことです。オフのあとに爪が薄く感じたら、数週間はラバーベース RB01 クリアのようなクリアのラバーベースをつけておきましょう。爪のまわりに赤み、かゆみ、腫れが出たら、チップをオフしてジェルの使用を中止し、医師または皮膚科を受診してください。
ジェルチップは比較的新しい選択肢のひとつで、1ステップでフルセットの長さ出しができます。ただし、ジェルを使う方法には変わりないので、ジェルアレルギーのある方には向きません。
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