ネイル筆の種類と使い方|初心者がそろえたいブラシとドットペン、洗い方
ネイルアートのキットには、最初は使いきれないほどの筆が入っています。まずそろえたいブラシと、ジェルでの使い方、筆をよい状態で長持ちさせるお手入れ方法をご紹介します。

ネイル筆にはいくつかの形があり、それぞれ違う描き方のために作られています。最初にそろえるのは3本だけで十分です。ラインを描く短いライナー筆、小さなモチーフを描く細筆、ふちを整える斜め筆です。そこにドットペンを加えれば、初心者向けのデザインのほとんどが描けます。
クリスマスにネイルアートキットをもらった方のために、この記事ではネイル道具それぞれの役割と、ジェルでの使い方、筆のお手入れ方法を解説します。
ジェルには、形が崩れにくく拭き取りやすい合成毛の筆を選びましょう。価格に関係なく、よい筆は毛先がシャープにまとまり、ひと筆ごとに元の形に戻ります。新しい筆は毛を軽く引っぱってみてください。この段階で毛が抜ける筆は、ネイルに毛が入ったまま硬化してしまいます。サイズはメーカーによって異なるので、下に記載した毛の長さはあくまで目安にしてください。
長く細い毛が先端に向かって細くなっているライナー筆は、ストライプや縁取り、フレンチのスマイルライン、大理石ネイルの筋模様を描くための筆です。初心者には、毛の長さが5〜9mmほどの短いライナー筆がおすすめです。力を入れてもしなりにくく、コントロールしやすいからです。ただし含めるジェルの量が少ないので、1本描くごとにジェルを取り直しましょう。
ストライパー(ロングライナー)は、毛の長さが15〜25mmほどです。根元から先端まで1本のラインを引けるだけのジェルを含み、毛が長い分、手の小さなふるえもならしてくれます。小さなカーブを描くのは難しいので、ストライプやチェック、幾何学模様にいちばん向いています。

細筆はたいていのセットでいちばん短い筆で、針のように細い毛先をもっています。花びらやハートの先端、小さなイニシャル、ヒョウ柄ネイルの途切れた縁取りなどに使いましょう。ライナー筆でははみ出してしまう、ライン同士の小さなすき間を埋めるのにも便利です。
平筆は毛先がまっすぐ、斜め筆は斜めにカットされていて、どちらもフレンチネイルの先端を塗るのに使えます。毛先をスマイルラインに沿わせ、片方の角から中央へ、次にもう片方の角から中央へと動かすと、左右のラインが同じ位置で合わさります。
小さな斜め筆を1本、はみ出し修正専用にしておきましょう。いちばん小さな爪の角にも入る細さのものがおすすめです。とがった角がサイドや甘皮ぎわまで届くので、ジェルが皮膚につきやすい部分もきれいにできます。
ファンブラシは、おもにラメグラデーションに使います。ラメジェルを少量、爪先に沿ってポンポンとのせ、根元に向かって量を減らしながら軽くのせていきます。硬化してから、トップジェルで閉じ込めましょう。未硬化の2色の境目を軽くなでれば、グラデーションをぼかすのにも使えます。
筆のセットには、ネイルアートをきれいに仕上げるための道具がほとんど入っていません。ジェルを少量出すためのアルミホイル、毛羽立たないワイプ、ジェルクリーナーを用意しましょう。ジェルが固まり始めるので、アルミホイルはライトや日の当たる窓から離して置きます。コットンはジェルに繊維が残るので避けてください。
小と中のボールがついた両端タイプのドットペンが1本あれば、ドット柄やデイジーの花びら、ハートが描けます。大きなドットを描きたいときは、大きいほうのボールに替えましょう。強く押しても、ドットがつぶれるだけです。
ドットの大きさをそろえるには、ドット1つごとにボールを1回ジェルにつけ、数個描くたびにボールを拭きます。ジェルがたまると、ドットがだんだん大きくなってしまうからです。ドットペンは垂直に持ち、爪にふれたらまっすぐ持ち上げます。大小のドットを並べるなら、1つごとにボールのサイズを1段階ずつ小さくし、この場合もドット1つごとにジェルをつけます。1回つけたジェルで短い列を描く方法もあり、ドットは描くごとに少しずつ小さくなっていきます。
小さく切ったメイク用スポンジで、グラデーションネイルから、ヌードからホワイトへのベビーブーマーネイルまで作れます。ジェルは2〜3回に分けて薄くたたき込み、1層ごとに硬化します。スポンジを使うとジェルが皮膚につくので、先に爪のまわりにピールオフタイプの保護剤を塗り、硬化前にはがして、はみ出したジェルを取り除きましょう。
新しいキットからは、短いライナー筆、細筆、小さな斜め筆、ドットペンを取り出し、残りはしまっておきましょう。この4本があれば、ライン、ドット、ハート、フレンチが描けて、ジェルネイルのデザインアイデア30選のほとんどに対応できます。
まずはクリアのチップや練習用のチップホイールで練習しましょう。ネイルをやり直すことなく、道具ごとに必要なジェルの量がわかってきます。チップに透け感のあるミルキーホワイトの021 クラウドを薄く2度塗りして硬化し、不透明なブラックの001 ブラックで、ラインやカーブ、ドットを描いて埋めていきます。淡いベースに黒で描くと、ゆがみがすべて見えます。

ラインが安定してきたら、いつもの下準備とベースの上で、はじめてのデザインに挑戦してみましょう。8本の爪にクラウドを2度塗りし、それぞれ中央から少しずらして細い黒のストライプを1本引きます。こうすれば、少しずれても目立ちません。薬指はゴールドのビルダージェルB030 ソーラーゴールドで、全面ゴールドのアクセントネイルにします。ほかのビルダージェルと同じく、ライン描きよりも全面塗りに向いていて、オフは削って行います。最後に、ノンワイプで高いツヤが出るダイヤモンドトップコートをエッジまで塗り、すべての爪をコーティングします。
ジェルは硬化するまで液体のままなので、ジェルをつけすぎたラインはどんどん広がってしまいます。
はみ出しは、ジェルがまだ動かせる硬化前に、1本ずつ修正します。斜め筆をジェルクリーナーに浸し、軽く湿っている程度まで余分を吸い取ります。液がしたたるほどだと、カラーににじんでしまいます。シャープにしたいふちに沿って筆を動かし、ひと筆ごとに拭きましょう。この方法なら、初心者でも簡単にフレンチが作れます。先端をざっくり塗ってから、筆でスマイルラインを削り出すように整えます。
皮膚についたジェルも同じ方法で取り除きます。皮膚についた未硬化ジェルは、ジェルアレルギーの主な原因です。爪のまわりに赤み、かゆみ、腫れ、水ぶくれが出たら、その製品の使用を中止し、医師の診察を受けてください。
筆に残ったジェルは日光やライトの光で固まってしまい、一度硬くなった筆はほとんど元に戻りません。色を替えるたびと、施術が終わるたびに、すべての筆をきれいにしましょう。
ジェル用の筆は、決して水で洗わないでください。水ではジェルは落ちず、残った水分が次に塗るジェルに混ざってしまいます。アセトンは、メーカーが使用を認めている場合だけ使いましょう。淡い色用には別のライナー筆を用意します。黒の顔料は毛に残りやすく、白がグレーになってしまうからです。
ドットやテープを使ったライン、グラデーションなら、初心者向けの簡単ネイルデザインでご紹介しているように、身近なもので描けます。長く細いラインはほかのもので代用しにくいので、最初に買うなら短いライナー筆がおすすめです。
ジェルにおすすめのネイル筆は、毛先がシャープにまとまり、毛が抜けない合成毛の筆です。短いライナー筆、細筆、はみ出し修正用の小さな斜め筆の3本があれば、ほとんどのデザインに対応できます。
毛先がまとまり、毛が抜けない細い合成毛の筆なら、画材店で売られている絵筆でも使えます。絵の具や水がネイルに混ざらないよう、ジェル専用にしましょう。メイクブラシはやわらかすぎてラインには向きませんが、小さな斜めのアイライナーブラシは、はみ出し修正用の筆として使えます。
筆のメーカーがアセトンに対応していると明記している場合だけにしましょう。そうでなければ、毛や毛を固定している接着剤を傷めることがあります。ジェルなら、クリーナーを含ませた毛羽立たないワイプで十分です。
毛に残ったジェルが硬化してしまったためです。多くは、キャップをしないままライトや窓の近くに置いていたか、拭き取りが不十分だったことが原因です。ジェルが少しベタつく程度なら、クリーナーで拭けば元に戻ることもありますが、完全に固まった筆は買い替えが必要です。
練習を始めるなら、カラージェルのコレクションからブラックとミルキーホワイトを1本ずつそろえれば十分です。
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