ニュース

ネイルオイルの使い方と、安全な甘皮処理のやり方

毎晩1滴のネイルオイルと、週1回のやさしい押し上げで、甘皮まわりはきれいに保てます。大切なのは、取り除いてよい皮膚と、残すべき皮膚を見分けることです。

淡いグレーの背景に、金色のオイルが入ったスポイトを持つ手
淡いグレーの背景に、金色のオイルが入ったスポイトを持つ手

ネイルオイル(キューティクルオイル)は爪のまわりの皮膚をやわらかく保つので、ひび割れやささくれができにくくなります。お手入れにかかるのは1日1分ほど。爪1本につき1滴を、爪の根元と両サイドの皮膚にもみ込むだけです。できれば夜に塗りましょう。

甘皮ケアでもうひとつ大切なのは、取り除いてよい皮膚と、残しておくべき皮膚を見分けることです。この記事では、その違いに加えて、自爪とジェルネイルでのネイルオイルの使い方、そしてセルフでも安全にできる甘皮処理のやり方と、ジェルネイル前の下準備を解説します。

甘皮(キューティクル)とは?

ネイルケアでいうキューティクルとは、爪の根元でネイルプレートに張りついている、薄い角質の層(ルースキューティクル)のことです。爪の根元を覆う皮膚のひだの裏側でつくられ、爪が伸びるにつれて前へ運ばれていきます。乾いた爪の上ではほとんど透明なので、浮かせてみるまで気づかないことも少なくありません。

そのすぐ後ろにある生きた皮膚のふちが、エポニキウム(後爪郭の先端)です。一般に「甘皮」と呼ばれているのは、主にこの部分を指します。エポニキウムは爪の根元にふたをするように密着し、その下で爪をつくっている爪母(ネイルマトリクス)を、水や汚れ、細菌から守っています。つまり、角質であるルースキューティクルは取り除いてかまいませんが、エポニキウムはやさしく押し上げて、やわらかく保つだけにとどめましょう。

甘皮は切ってもいい?

生きた皮膚は、切ってはいけません。エポニキウムを切ると根元のふたが壊れ、細菌が入り込みやすい小さな傷ができてしまいます。皮膚科医がすすめないのはそのためです。また、切り口は治る過程で乾燥してガサガサになりやすく、ささくれが増えて、また切りたくなるという悪循環に陥りがちです。

カットしてよいのは、ささくれと、すでに浮いている角質だけです。根元のラインは、定期的な押し上げと毎日のネイルオイルできれいに保ちましょう。

ネイルオイルの使い方

ネイルオイルは毎晩塗るのが基本です。夜なら、何時間も肌の上にとどまってくれます。日中は手を洗ったあとに塗り直しましょう。石けんで皮膚の皮脂が落ちてしまうからです。

  1. 爪1本につき1滴ずつ。手を清潔にして乾かしてから、爪の根元の皮膚にオイルをのせます。ハケ付きのタイプなら、根元の皮膚に沿ってひと塗りで十分です。
  2. もみ込む。親指の腹で小さな円を描くように、爪の根元の皮膚と、ささくれができやすい爪の両サイドにオイルをなじませます。爪が乾燥していたり、先端が二枚爪になっていたりする場合は、残ったオイルを爪先(フリーエッジ)にもなじませましょう。
  3. なじむまで待つ。余ったオイルは洗い流さずに、手の甲にすり込みます。

ジェルネイル中のネイルオイル

ジェルネイルをしているときも、ネイルオイルは毎日使いましょう。硬化したジェルやトップジェルを傷めることはなく、ジェルのまわりの皮膚の乾燥を防いでくれます。

気をつけたいのはタイミングだけです。爪の表面にオイルが残っていると、ジェルが密着しなくなるからです。ネイルの施術やフィルインをする当日は、爪にオイルやハンドクリームをつけないようにしましょう。オイルを塗るのは最後、トップジェルを硬化させ、未硬化ジェルがあれば拭き取ってからにします。

ネイルオイルの選び方

ネイルオイルを選ぶときは、成分表示で3つの成分をチェックしましょう。ホホバオイル(成分表示では「ホホバ種子油」)は肌なじみがよく、べたつきがほとんど残らないので、日中に向いています。スイートアーモンドオイル(成分表示では「アーモンド油」)はよりリッチな使い心地で就寝前に向いていますが、ナッツアレルギーがある人は避けてください。ビタミンE(成分表示では「トコフェロール」)は、オイルの鮮度を保つために配合されています。

ペンタイプのネイルオイルはバッグに入れて持ち歩けるので、日中の塗り直しに便利です。サロンでは、スポイト付きのボトルか使い捨てのアプリケーターを使い、お客様の肌に触れたものがボトルに戻らないようにします。

甘皮処理のやり方:セルフでも安全に押し上げる手順

自爪なら、週に1回甘皮を押し上げるだけで、根元をきれいに保てます。これは爪磨き(ジャパニーズマニキュア)の工程のひとつでもあり、爪をピカピカに磨き上げる前に行います。ジェルネイルをしている場合は、付け替えやフィルインのたびに甘皮処理をして、あとは毎日のネイルオイルにまかせましょう。

  1. 皮膚をやわらかくする。自爪なら、お風呂上がりや、指先を数分ぬるま湯につけたあとに行います。キューティクルリムーバー(甘皮をやわらかくする薬剤)を使ってもかまいません。甘皮まわりだけに塗り、製品に表示された時間を守りましょう。ジェルネイルの前はこの工程を省き、乾いた爪のまま作業します。
  2. 皮膚を押し上げる。先端がゴムのプッシャーか、先の丸いメタルプッシャーを、爪に対してほぼ寝かせて持ちます。軽い力で、根元の中央から左右の端へと押し上げ、皮膚が無理なく動く範囲までにとどめます。
  3. ルースキューティクルを浮かせる。プッシャーを寝かせたまま、爪の根元から数ミリの範囲を小刻みにすべらせます。角質が、白っぽい薄い膜のようにはがれてきます。
  4. カットするのは浮いた部分だけ。清潔で切れ味のよいニッパーで、完全に浮いた角質をカットします。ささくれは、皮膚を傷つけないように根元ぎりぎりでカットしましょう。ささくれを引っぱってちぎるのは厳禁です。生きた皮膚まで裂けてしまいます。
  5. 仕上げにネイルオイルを塗る。ただし、このあとジェルを塗る場合は塗りません。
清潔な自爪と、きれいに整った甘皮のラインが見える指先
きれいな甘皮のラインは、日々のケアから。

プッシャーの選び方:ゴム製とメタルプッシャー

初心者にいちばん安全なのは、先端がゴムになったプッシャー(ラバープッシャー)です。先がやわらかいので、爪を傷つける心配がありません。ステンレス製のメタルプッシャーはより細かい作業ができ、丸い側で甘皮を押し上げ、細い側でルースキューティクルを浮かせたり、サイドウォールをきれいにしたりします。

メタルプッシャーは、先端がなめらかで、鋭い角やバリのないものを選びましょう。メタルプッシャーとニッパーは、使うたびに洗浄・消毒します。ウッドスティックは表面に細かな穴があって消毒できないため、1本につき1回の使い捨てにしてください。

ネイルマシンでの甘皮処理

今では、乾いた爪のままネイルマシンで甘皮処理をするネイリストも多くいます。回転数は低く、圧をかけずに、細いダイヤモンドのフレームビット(炎型)でルースキューティクルを浮かせ、小さなダイヤモンドのボールビットで取り除きます。これがロシアンマニキュアのベースとなる方法で、甘皮まわりのラインがとてもきれいに仕上がります。ただし、きちんとしたトレーニングが欠かせません。ビットや回転数、圧が合っていないと皮膚をやけどさせたり切ったりするおそれがあるので、ご自宅では手で使う道具だけにしましょう。

ネイリスト向けのElegelli プロ用コードレスネイルマシンは、ブラシレスモーターのハンドピースで振動がありません。皮膚のすぐ近くで作業するときには、この点が重要です。甘皮処理に使うビットは8,000〜15,000rpm前後が目安で、どのビットを選べばよいかはネイルマシンのビットの選び方ガイドで解説しています。

ジェルネイル前の甘皮処理と下準備

ネイルプレートにルースキューティクルが残っていると、ジェルは爪ではなく皮膚の上にのることになり、数日で浮いてきます。根元からジェルが浮くケースでは、これがもっとも多い原因です。そのほかの理由は、ジェルネイルの持ちと剥がれる・浮く原因の記事でまとめています。

作業は乾いた爪で行います。水分を吸った爪はわずかに膨らみ、その上に塗ったジェルは、爪が元に戻るときに浮きやすくなるからです。ルースキューティクルを取り除いたら、明るいライトの下で指を1本ずつ傾けて、取り残した膜がないか確認しましょう。

次に、目の細かいバッファー(180グリット以上)で表面のツヤを軽く落とし、ダストをブラシで払います。プレップブースターで爪の油分と水分を取り除き、皮脂の多い爪やジェルが浮きやすい爪には、ノンアシッドプライマーを使いましょう。

透明なスウォッチの前に置かれたプレップブースターのボトル
プレップブースターは、ジェルの前に爪を清潔にし、水分を取り除きます。

続いて、ラバーベース RB01 クリアなどのベースを薄く塗ります。皮膚から髪の毛1本分ほど離して塗り、エッジ(爪先の断面)にも忘れずに塗りましょう。ジェルが爪の根元の皮膚についてしまったら、硬化する前にウッドスティックで取り除き、説明書に記載された時間どおりに硬化します。皮膚に残ったジェルはネイルが浮く原因になり、皮膚についた未硬化のジェルは、ジェルアレルギーの主な原因です。

乾燥した甘皮のケア

甘皮が乾燥する原因は、こまめな手洗いやアルコール消毒、家事用の洗剤、冷たい外気、暖房など、たいてい日々の生活の中にあります。アセトンでのジェルオフも皮膚を乾燥させますし、ガサガサした部分をいじっていると、乾燥が痛いひび割れに変わってしまいます。

乾燥が気になるあいだは、寝る前に加えて日中も2〜3回ネイルオイルを塗り、手を洗ったあとはハンドクリームを使いましょう。掃除や食器洗いのとき、そして寒い日の外出時には手袋を着けます。アセトンでジェルオフしたあとは、すぐに手を洗って甘皮にオイルを塗りましょう。ささくれ立った皮膚は、何かをカットする前に、数日間オイルでケアしてあげてください。

爪のまわりの症状によっては、医師の診察が必要です。赤み、腫れ、痛みは感染症のサインかもしれません。また、ジェルネイルのあとのかゆみや小さな水ぶくれは、アレルギーのサインである可能性があります。どちらの場合もネイルの施術を中止し、医師または皮膚科医に相談してください。

ネイルオイルと甘皮処理でよくある失敗

ネイルオイルでよくある失敗は、ジェルネイルの直前に塗ってしまうことと、毎日1滴ずつではなく、たまに大量に使うことです。道具によるダメージは、主に次の4つの習慣から起こります。

  • 生きた皮膚をカットする。ラインをシャープに見せようとエポニキウムを切ると、開いた傷口が残り、治ったあとのきわも以前よりガサガサになりがちです。
  • 強く、頻繁に押し上げる。爪の根元に強い圧を何度もかけると爪母にまで影響が及び、数週間後に爪のすじやへこみとなって現れることがあります。
  • ささくれを引っぱる。ちぎると生きた皮膚まで裂けて痛い傷になり、治るまでに何日もかかることがあります。
  • ネイルプレートをこする。先のとがったプッシャーや強い圧は自爪に傷をつけ、薄くしてしまいます。道具は寝かせて使い、バッファーも軽くかけましょう。

よくある質問

ネイルオイルはネイルをする前と後、どちらに塗る?

後です。爪の表面にオイルがあるとジェルやマニキュアが密着しないので、トップジェルを硬化させるか、マニキュアが乾いてから塗りましょう。その後は、次のネイルまで毎日使います。

ネイルオイルは塗ったあと洗い流す?

いいえ。なじむまで待ち、余った分は手にすり込みます。次のネイルの前に、サンディングと油分の除去をすれば、爪の表面に残ったオイルはきちんと取り除けます。

ネイルオイルはすり込んだほうがいい?

はい。親指でマッサージすると、オイルが爪の根元の皮膚や爪の両サイドに行きわたります。乾燥やささくれが始まりやすいのは、まさにこの部分です。毎日のマッサージで皮膚も少しずつ押し上げられるので、あとで押し上げる手間も減ります。

ネイルオイルはどのくらい置いておけばいい?

なじむまで置いておきましょう。通常は数分ほどで、塗った直後に手を洗うのは避けます。寝る前なら、ひと晩そのままでかまいません。厚く塗っても意味はなく、表面に残ってシーツについてしまうだけです。

甘皮は押し上げないほうがいいって本当?

無理をしなければ、押し上げてもかまいません。注意が必要なのは、強い力で押したり、毎日押し上げたりする場合です。エポニキウムが爪からはがれて、根元のふたの役割が損なわれることがあります。ほとんどの爪は、先の丸い道具を使い、軽い力で週1回押し上げる程度なら問題ありません。

甘皮が整い、カラーを塗る準備ができたら、まずはラバーベースのコレクションから選んだベースを薄く塗るところから始めましょう。

次も読む

Hand with soft pink nails holding a sprig of pink blossom

Flower Nail Designs: How to Paint Flowers with Gel, Plus 15 Ideas

Dot daisies, brush-stroke petals and line-art outlines sit behind most floral nail art. Learn all three in gel, then try 15 designs, from sunflowers to pressed flowers.

Long white stiletto nails with raised silver 3D details on black fur

3D Nail Art: How to Make Droplets, Swirls and Flowers with Builder …

Droplets, swirls and flowers you can feel with a fingertip: how to sculpt raised designs in builder gel, cure them in stages and keep them from catching on hair and clothes.

Hands with multicoloured nails holding a red polka dot mug against a polka dot dress

Polka Dot Nails: How to Paint Even Dots with Gel, Plus 10 Designs

Even polka dots depend on the right ball size, a fresh dip for each dot and a cure every few nails. Learn the method, then try 10 designs, from black and white to gold.

Hands with glossy red nails holding a clear ribbed glass in soft sunlight

Jelly Nails: How to Get the Glassy Look with Gel, Plus 10 Designs

Jelly nails are sheer and glossy, like boiled sweets or coloured glass. See two ways to build them in gel, how to keep bubbles out, and ten designs from pink jelly to stained glass.

  • Free delivery from ¥8,500

    Shipped from Nice, France

  • Prepared in 1 to 2 business days

    For orders placed before 2 pm, Paris time

  • 14日間返品保証

    From the day you receive your order

  • 安全なお支払い

    Encrypted checkout

Shipping policy

Free 15-minute consultation

Not sure which shade or product to choose? Talk it through with one of our nail experts.

Book my consultation

サロン・ネイリスト向けのプロ価格

Nail tech, salon or distributor? Join the Elegelli professional programme for pro pricing.

プロ価格を申し込む
コメントを残す

このサイトはhCaptchaによって保護されており、hCaptchaプライバシーポリシーおよび利用規約が適用されます。